【出雲殿グループ特集インタビュー】
「地域社会に最高のサービスを提供する」ことがSDGsそのものであった

 

出雲殿は、愛知県と静岡県に4つの法人を置き冠婚葬祭サービスを展開するグループ企業。両県であわせて5の結婚式場・アニバーサリー会場と65のセレモニーホール(葬儀会館)を展開している、地域に根ざした東海地区の代表企業であります。サスティナブル経営がグループの企業理念と一致するとして、このたびSDGs宣言を行い、SDGsの目標達成に向け経営の舵を切りました。地域とともに歩んできた企業が、SDGsの目標達成に挑む理由を聞きました。

【出雲殿グループ概要】

社員数 838名(男499名、女359名) ※2022年4月現在
グループ資本金 5億8,600万円
グループ売上高 224億円(2020年8月期)

【グループ各法人】
■ 株式会社出雲殿 名古屋法人  
愛知県名古屋市中村区名駅南3丁目3番27号
営業エリア:名古屋、春日井、小牧、尾張旭、瀬戸
■ 株式会社出雲殿 豊田法人  
愛知県豊田市小坂本町2丁目43番地1
営業エリア:安城、刈谷、知立、東浦、豊田、みよし、日進
■ イズモ株式会社 
静岡県浜松市中区三組町185番地
営業エリア:浜松、掛川、菊川、袋井、磐田
■ 株式会社出雲殿 岡崎法人 
愛知県岡崎市竜美西2丁目2番地7
営業エリア:豊橋、田原、豊川、岡崎、西尾
■ 株式会社出雲殿互助会静岡法人 
静岡県浜松市中区連尺町307番地の14
■ 株式会社出雲殿互助会愛知法人 
愛知県名古屋市中村区名駅南4丁目9番地22号
■ 株式会社出雲流通センター   
静岡県浜松市南区飯田町246番地の1
■ 株式会社出雲事務管理センター 
静岡県浜松市中区連尺町307番地の14

インタビュー先株式会社出雲殿互助会静岡法人
■■■■FUREAI事業部 顧客支援課
株式会社出雲殿名古屋法人本部
株式会社出雲事務管理センター

鈴木 好貴■■■
山田 修功■■■
松本 克博■■■

SDGs宣言を行うこととは

まずSDGs宣言書を作成するにあたり、何から実施したらいいのか、何を優先すべきかが分からなかったです。また、グループ各社の事業内容、サービス内容が異なることから、グループ一丸となって同じ目標に向かってSDGsを推進するということが難しく感じました。

ただ、出雲殿グループにはブレない企業理念がありました。

「出雲殿グループは、地域社会に最高のサービスを提供することを使命とする」

また、社訓として
・調和のとれた、伝統の重さを大切にする。
・開拓の精神を忘れず、いつの時代も先駆者である。
・創造の中から、夢を現実のものにする。
これらを掲げてこれまで活動してきました。

SDGsの目標、行動を紐解いてみると、目指すところはグループの理念、社訓と合致すると認識しました。SDGsの活動は必ずしも新しいことに取組むことではなく、自分たちがこれまで行ってきたことを整理し、目標化し、目標に向けて活動し続ける。それが持続可能な社会をつくるSDGsの活動であるということに気づきました。その気づきがSDGs宣言書作成につながってゆきました。

出雲殿グループは、地域社会に貢献する事が最大の目標です。
SDGs宣言書作成にあたり、グループ各社より持続可能な社会をつくるために行っている日々の活動を集めました。

SDGs宣言を行う

SDGs宣言を行うにあたり、宣言をして終わりでないことは認識していました。
宣言は具体的な行動にまで落とし込んで明記し、宣言している以上は具体的に実行しなければならない、具体的な行動目標を各法人ごとに半期に一度、どこまで、どういう活動をしたのか、取り組んだのかを開示し、それに対する修正計画や、新たな取り組みがあれば付け加えていくことを決めました。

宣言は、17の目標から6つを重点目標として絞り込みました。

その中で最重要項目においたのは、4質の高い教育をみんなにと、11住み続けられるまちづくり、になります。地域のことを最重要に考え、SDGs活動は地域への恩返しであることを改めて認識しました。

4 質の高い教育をみんなに、の目標では、地域のサッカー大会を主催し(https://www.izumoden.co.jp/news/2050.html)、
学びたくても学べない経済状況の地域の子どもたちに、出雲殿財団による奨学金制度を創設し勉学ができる環境を提供しています。(https://izumoden-foundation.or.jp/
11住み続けられるまちづくり、の目標を具体化するため、高齢者「地域見守り」ネットワークの協定を拠点である浜松市と結びました。今ではサービスを提供させていただいている19の自治体(磐田市、掛川市、豊橋市、豊川市、岡崎市、知立市、刈谷市、東浦町、安城市、豊田市、みよし市、春日井市、小牧市、尾張旭市、長久手市、名古屋市、あま市、日進市、愛知県)に拡大し、地域の見守り活動を開始しています。

これら活動はSDGs宣言を行う以前より、地域貢献として構想され行われてきたものでした。
ただSDGs宣言は対外的な目標だけではありません。

8 働きがいも経済成長も、の目標では、地域へ貢献するための基盤である社内にも目を向けました。
地域と永続的に共に発展してゆく為、地域は働く場所であり社員が生活を営む場所であります。
社員の働きがいは地域貢献につながり、出雲殿グループは地域に貢献してこそ存在意義があると感じます。

宣言は実行するために行います。半年後、1年後、2年後、出雲殿グループとしてどこまで達成できているか。その達成度合いが地域に貢献できた度合いであることを信じて、出雲殿グループはSDGsの目標達成に挑みます。

出雲殿グループSDGs宣言サイトはこちら

【出雲殿グループSDGs宣言】

3 すべての人に健康と福祉を
・施設・職場内の受動喫煙の防止
・施設・職場内のウィルス感染対策の実施(検温機やアルコール消毒液を設置)
・施設内にAEDの設置
・定期健康診断の受診の徹底・特定保健指導実施率の向上
・ストレスチェック回答率向上及び保健指導の実施
・インフルエンザ予防接種の費用負担
・従業員の日々の体調管理:管理表を活用
・徒歩や自転車での通勤の推奨
・柔軟な料理メニュー対応:アレルギー対応のメニュー構成、妊婦様へのメニュー配慮等
・行政への不織布マスクの寄付
・エコキャップ回収運動を通じて、世界の子供達にポリオワクチンを供給
・人形供養、各種セミナーなど、地域の方のためのイベントの開催
4 質の高い教育をみんなに
・社員教育の実施(年数回の試験実施)
・コンプライアンス研修の実施
・募集資格者など、有資格者の増員(募集資格者、ブライダルプロデューサー、葬祭ディレクター、終活
コーディネーター等)
・出雲殿財団による奨学金制度
・大学、学術機関への寄付金の贈呈
・高齢者にとっても学習しやすく生涯楽しく続けられる学習教材・サービスを提供
・美術品の収集と展示を通じた文化の継承
・セミナーの開催(葬儀の役割、終活、社葬、生前贈与、エンディングノート、防災、脳トレ 等)
・イベントの開催(硬筆教室、ヨガ教室、フラワーアレンジメント 等)
・少年少女サッカー大会への協賛(刈谷市)
5 ジェンダー平等を実現しよう
・女性リーダーの活躍、育児との両立(育児休業取得率100%、復職率 100%)
・ハラスメント研修の開催
・性別に関係なく、セレモニーディレクターを採用
・女性の結婚や産後の働き方改革や育児と仕事の両立を叶えるワークライフバランスを支える施策(時短
勤務形態の導入[性別に関わらず取得可能])
・浜松市助産師会への支援
・結婚相談所「出雲殿互助会の縁結び」で、婚活を支援
8 働きがいも経済成長も
・働き方改革への積極的な取組
・年功序列制度の撤廃
・仕事と子育ての両立支援
・健康的で働きやすい職場環境作り
・有給休暇取得奨励
・残業時間の軽減、休日日数の増加
・パート、アルバイトの昇給制度を採用・インターンシップ:マナー研修や祭壇の組み立てなどを通し
て、「仕事」を体験していただく場を提供
・ゴミの分別:職場にて分別実施、ゴミ減量計画書を毎年作成
・花材の菊やカトレア・胡蝶蘭は直接地元の農家から仕入れ
11 住み続けられるまちづくりを
・市町村とのあんしんネットワークに関する協定の締結
(高齢化や核家族化に加え、地域とのつながりの希薄化などによって、高齢者の社会的な孤立が進む
中、見守りや声掛け、適切な関係機関との連携を行う事で、高齢者を地域で見守るネットワーク)
・一般社団法人 冠婚葬祭文化振興財団が行う、社会貢献基金への寄付
・自社所在の自治体と地域見守り協定をおこない、営業活動を通じた地域の見守り活動を実施
・地域防災活動(セミナー・訓練等)
・地域清掃活動に参加
・災害支援協定締結(豊田市、刈谷市、東浦町、みよし市、日進市、あま市等)
・まちづくり協議会:地域活動の実施、地域説明会などで弊社会場を提供
・交通立哨
・地域より「認知症の人に優しいお店」に指定されている
・環境パートナーシップ事業者として活動
・お祭りなどの地域イベント時に地元住民へのサービス還元
・地元花火大会などのイベント時への協賛
12 つくる責任 つかう責任
・飲食事業: 地産地消(できるだけ地元で採れた無添加の食材を、一番美味しい旬の時期にお届けできる
よう努めています。)
・食品ロス減少への取り組み:冠婚葬祭料理での一人当たり食べきり適正重量の設定
・冠婚料理では、

①アレルギー対応を顧客へ行い、食べられない料理は提供しない
②特に酸化に強く、調理メリットもある米油を使用
・葬祭料理では、

①仕出し弁当料理の重量表示
②食用油の酸化防止循環機使用による使用量の削減
・廃油は専門業者にて回収され廃油リサイクル商品として活用
・端材・ロスを出しにくい冷凍野菜・乾燥野菜を活用
・国産を中心とした地産地消に取り組むことで農業のサスティナブルに貢献、ごみを出さない料理商品
の開発
・伊勢海老の殻を専門業者にて別回収し、肥料やせんべい等の原料に再利用
・段ボール・ペットボトルを分別してリサイクル業者へ渡すことで資源の再利用に貢献
・従業員一人一人が資源を大切にし、ゴミを減らす意識を持って業務に取組む
・100%天然素材のゴム風船を使用:日光や水によって分解される100%自然の原料ラテックス製品

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