京都府は、脱炭素社会の実装をテーマとした国際カンファレンス「ZETサミット2026」を、2026年2月に京都府向日市の永守重信市民会館で開催する。日本政府の後援のもと、国内外のスタートアップ、グローバル企業、研究機関、金融機関、自治体などが参加し、技術と社会実装を結びつける議論を展開する。
ZETサミットは、脱炭素に向けた理念や技術開発にとどまらず、「いかに実装するか」を主眼に据えた共創の場として位置付けられている。基調講演やパネルセッション、スタートアップピッチ、展示・商談など多様なプログラムを通じて、地域発の技術や思想を国際的に発信する。
2026年のサミットでは、エネルギー、建築、モビリティ、製造、素材、デジタル技術など、脱炭素に直結する分野のプレイヤーが集結。中でも、エネルギー消費削減への貢献が大きいとされる空調分野に焦点を当て、輻射空調スタートアップやデジタルエンジニアリング企業が登壇するパネルセッションが予定されている。
輻射空調技術を手がけるスタートアップのグリーンレイズ輻射空調エンジニアリングは、自然の熱環境や素材特性を活用した空調技術を開発しており、既存建築や都市環境への実装を進めている。大阪・関西万博での実証を通じ、快適性とエネルギー消費削減の両立を示してきた。
また、ダッソー・システムズやNature Architectsなどが、デジタルツインや計算デザイン技術を活用した建築・都市設計の最適化について議論する。設計段階からエネルギー挙動を可視化することで、脱炭素社会の実現を後押しする狙いだ。
歴史と文化を背景に持つ京都から、地域発の技術と国際的な知見を接続するZETサミット2026は、脱炭素社会の具体的な実装モデルを提示する場として注目を集めそうだ。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/77674/