旭産業、プラスチックゼロの次世代歯ブラシを「HCJ2026」で初公開― 間伐材由来素材を使った環境配慮型ホテルアメニティ ―

歯ブラシの製造・開発を手がける旭産業株式会社は、2026年2月17日から開催される「第54回国際ホテル・レストラン・ショー(HCJ2026)」に出展し、プラスチックを一切使用しない新型歯ブラシ『Zero Plastic Handle™』を初公開する。

同製品は、間伐材などの木材を主原料とした次世代成形素材「Cellulose Cross-linked Polymer(CXP)」をハンドル部分に採用。木製や竹製アメニティが抱えてきた耐久性や衛生面の課題を克服し、ラグジュアリーホテルの客室空間にも調和するデザイン性と機能性を両立させた。

ホテルアメニティ市場では、脱プラスチックや低炭素社会への対応を背景に自然素材への関心が高まっている。一方で、従来の自然素材製品は吸水性やカビ発生リスク、使い心地といった点が課題とされてきた。『Zero Plastic Handle™』は、高精度な成形技術により滑らかな表面仕上げと低吸水性を実現し、衛生管理のしやすさを高めた点が特徴だ。

同製品は、客室内アメニティとしての利用に加え、フロントや館内ショップでのギフト・販売用途も想定。ホテルの運営方針やブランド戦略に応じた柔軟な導入提案が可能としている。間伐材や林業副産物を活用することで、資源循環や低炭素社会への貢献も図る。

デザインは、グッドデザイン賞(日本)やiF Design Award(ドイツ)などを受賞したDoogdesign. Inc.の小池和也氏が担当。木材由来素材の特性を生かしつつ、使い心地と美しさを両立させた佇まいに仕上げた。

CXP素材は、構成成分の約60%を木材、30%を天然植物酸、10%を天然ミネラル顔料とし、プラスチックは含まない。既存の成形機や金型を用いた量産が可能で、環境配慮と実用性を兼ね備える。

旭産業は1960年創業。オーラルケア製品の企画・製造・販売を一貫して手がけ、宿泊施設向けアメニティ分野では国内外の高級ホテルや航空会社にも製品を供給してきた。今後も環境配慮型製品の開発を通じ、持続可能な社会の実現に貢献していく考えだ。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/77486/