青葉組とバタフライ、日本初となる「チョウを守り増やす森づくり」プロジェクトを開始

青葉組株式会社は、卓球用品メーカーのバタフライと連携し、チョウの生息環境の保全・再生を目的とした森づくりプロジェクト「バタフライフォレスト」を、栃木県足利市で開始した。林業の全工程にチョウの保全を組み込む取り組みは日本初とされ、持続可能な林業モデルの構築を目指す。

プロジェクトは、青葉組が推進する「自然資本共創プログラムaoba」の一環。伐採前の業務設計から伐採、植林に至るまで、チョウの生態に配慮した林業手法を導入する。具体的には、伐採前にチョウの生息状況や植生を調査し、作業道の設計や保残木の選定に反映。伐採後は、チョウの食草となる樹種の植林や草地の再生を行う。

日本には約240種のチョウが生息しているが、その約4分の1が環境省のレッドリストに掲載されている。チョウは送粉者として生態系を支える重要な存在であり、その減少は生態系全体への影響が懸念されている。両社は、林業と生物多様性保全を両立させる新たなアプローチとして、本プロジェクトを位置付ける。

本プロジェクトでは、青葉組が設立した一般社団法人「とちぎ百年の森をつくる会」とも連携し、調査・保全活動を進める。今後はチョウの生息状況のモニタリングを行い、2026年には植林イベントの実施を予定している。

また、伐採した木材を卓球ラケットの素材として活用する研究開発も進めており、国産材活用の可能性を広げるとともに、売上の一部を森の整備に還元する循環型の価値創出を目指す。

青葉組は「未来の森を、いまつくる。」をミッションに掲げ、自然資本の再生に取り組む林業ベンチャー。バタフライとの協業を通じ、環境保全と経済活動の両立を図りながら、企業による自然資本経営の新たなモデルを提示していく考えだ。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/77497/