総合学院テクノスカレッジは、発達支援療育を手がけるアース・キッズ株式会社Ⓡと連携し、子どもたちの多様な特性に応じて利用できる「音の出るデジタル絵本」を制作した。音・イラスト・遊び要素を組み合わせ、年齢や発達段階に応じて柔軟に使える点が特長で、2026年1月からアース・キッズが運営する「チャイルドラボ」で提供を開始する。
本プロジェクトは、テクノスカレッジ音響芸術科2年生が2025年春から取り組んだ学科横断型授業「TECHNOSゼミ」の一環として実施された。学生が主体となって企画・制作を行い、他学科の協力を得ながらコンテンツを完成させたほか、保護者や保育士へのアンケートやヒアリングを通じて、現場の声を反映している。
デジタル絵本は、スマートフォンやタブレットで利用でき、ナレーション付きで文字が読めない子どもでも一人で楽しめる仕様とした。文章は擬音を多く用いたものと、文章量をしっかり持たせたものの2種類を用意し、男声・女声のナレーション切り替えも可能。あいさつや朝の準備、数字といった生活や学びに結びつく要素も盛り込まれている。
さらに、ナレーションのオン・オフや再生速度、文字表示の有無などを細かく調整できる設計とし、子ども一人ひとりの特性や状況に配慮した。声優・演劇科やゲームクリエーター科、エアラインサービス科の学生も参加し、音声、プログラミング、イラスト制作などを分担。動物の影を触る、リンゴを渡す、ノック音を鳴らすといったインタラクティブな仕掛けも取り入れている。
デザイン面では、優しい配色や視認性に配慮した絵柄、耳への負担を抑えた音量・音質設計を採用。文字だけでなく音声や視覚的な工夫により、文字が読めない子どもや聴覚に配慮が必要な子どもも楽しめる内容となっている。
総合学院テクノスカレッジとアース・キッズ株式会社Ⓡは、今後も産学連携を通じて、子どもたちが楽しみながら学び、成長できる環境づくりを進めていくとしている。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/77333/