日本のNPO支援でフィリピン初の看護師誕生 DAREDEMO HERO、長期教育支援の成果

NPO法人DAREDEMO HERO(本部:兵庫県、代表理事:内山順子)は、フィリピンで展開してきた長期教育支援事業の成果として、同団体の支援を受けた初の看護師が誕生したと発表した。

今回看護師資格を取得した女性は、経済的に厳しい環境で育ちながらも、DAREDEMO HEROによる継続的な教育・生活支援を受け、専門教育を修了。現在は医療現場で看護師として勤務しており、将来的には医師を目指して学びを続けているという。

フィリピンでは、医師になるまでに学士号取得後の医学部課程や研修、国家試験など長期間の教育が必要で、学費や生活費を含めた経済的負担は非常に大きい。特に私立医学部では、4年間で数百万ペソ規模の費用がかかり、一般家庭にとっては大きな障壁となっている。こうした構造的課題は、医師不足や医療アクセスの格差にも直結している。

今回の看護師誕生は、適切で継続的な支援があれば、困難とされてきた進路も現実のものとなることを示す事例となった。一方で、本人が目指す医師への道には依然として高い経済的ハードルがあり、長期的な支援体制の重要性も浮き彫りになっている。

DAREDEMO HEROは、今回の成果を「希望の連鎖の第一歩」と位置づけ、医療を受ける側だった人材が、将来は医療を支える側へと成長する循環の創出を目指す。今後も教育支援を通じて、貧困や環境によって挑戦の機会が制限されない社会の実現に向け、人材育成に取り組んでいくとしている。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/76799/