VELET、ミライズエネチェンジと提携 地域発のEV充電インフラ拡大へ

北海道札幌市のDX推進企業VELETは、ミライズエネチェンジ株式会社とパートナー提携を結び、同社が展開するEV充電サービス「EV充電エネチェンジ」の普及を強化すると発表した。地域密着のネットワークを活かし、道内を中心にEV充電インフラの導入を推進する。

国内のEV充電ステーション市場は2030年にかけて年平均約45%で急成長すると予測されており、VELETはこれまでのWeb集客支援や業務効率化の実績を活かし、インフラ普及を後押しする。両社が提携に至った背景には、ミライズエネチェンジの「電動化のミライをつくる」という理念と、VELETの掲げる「事業再創造」の価値観が共鳴したことがある。

ミライズエネチェンジは北海道安平町とのゼロカーボンシティ連携など地域での実績を持ち、VELETは観光施設・オフィス・工場など幅広い施設への導入支援を強化する方針だ。EV充電網は将来的にバーチャルパワープラント(VPP)の構成要素となることが期待されており、両社はインフラ普及を通じて地域のエネルギー分散化・デジタル化にも貢献する。

「EV充電エネチェンジ」は6kWの倍速充電に対応し、初期費用・月額費用を抑えたAaaSモデルを採用。4G通信によるクラウド制御や専用アプリ連携で、検索から決済までをワンストップで提供する。

VELETは中小企業の成長支援を中心に事業を展開しており、今回の提携を通じて地域DXと持続可能なエネルギー社会の実現に向けた取り組みをさらに加速させる構えだ。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/75721/