― 全宿泊を対象とした「CO2実質ゼロ泊」が高く評価 ―
■ 概要
「Natural, Organic, Smart」をコンセプトに国内外177店舗を展開する株式会社スーパーホテル(所在地:大阪府大阪市、代表取締役社長:山本 健策)は、グリーン購入ネットワーク(GPN)が主催する「第26回グリーン購入大賞」において、大賞・環境大臣賞を受賞しました。
同賞の受賞は2021年の第22回に続き2回目で、今回は 宿泊によるCO2排出量を実質ゼロにする革新的な取り組み「CO2実質ゼロ泊」 と、消費者への環境啓発活動が高く評価されました。
■ 「グリーン購入大賞」とは
1998年に創設された「グリーン購入大賞」は、環境・社会に配慮した製品・サービスを積極的に選択して調達する「グリーン購入」に関する優れた取り組みを顕彰する制度です。
第26回では、SDGs達成に向けた「持続可能な調達」「脱炭素社会」「サーキュラーエコノミー」の推進に寄与する取り組みが審査対象となり、特別部門として「農林水産特別部門」も設置されています。
■ スーパーホテルの受賞内容
【取り組み概要】
スーパーホテルは2010年より、公式サイト経由の予約および一部店舗を対象に、宿泊に伴うCO2排出(Scope1・2相当)をカーボン・オフセットする「ECO泊」を開始しました。
2024年10月からは 対象を“すべての宿泊”へ拡大し、完全版となる「CO2実質ゼロ泊」をスタート。
その特徴は以下のとおりです。
- ガス・水道利用によるCO2排出量:100%カーボン・オフセットを実施
- 電力:全宿泊施設で再生可能エネルギー由来の「グリーン電力」へ切替
(電力会社のCO2フリープラン・非化石証書を活用) - 宿泊者は特別な手続きなく、予約・宿泊するだけで「グリーン購入」への貢献が可能
2025年3月までの累計では、
- 延べ約2,959万泊がECO泊/CO2実質ゼロ泊を利用
- 累計削減効果は154,957トン-CO2
と、国内ホテル業界における先進的な取り組みとして高い成果を上げています。
■ グリーン購入ネットワーク(GPN)について
GPNは、企業・行政・消費者が連携して「環境に配慮した製品・サービス選択(グリーン購入)」を普及することを目的に設立された全国ネットワークです。
ガイドライン整備、調査研究、普及啓発、表彰制度の運営など、持続可能な社会の実現に向けた活動を展開しています。
■ SDGs・目標12「つくる責任 つかう責任」との関係
本取り組みは、SDGs目標12が掲げる
- 持続可能な消費と生産の促進
- 資源効率の改善
- 環境配慮行動の拡大
を体現するものです。
とくに「宿泊サービスのグリーン購入」を無意識のうちに実践できる仕組みとして、社会的意義が大きいものといえます。
引用元記事:https://sdgs.fan/sdgs/article/detail/20251205224347.html