一般社団法人明日へのチカラが運営する「ドコデモこども食堂」は、試験運用開始から累計提供食数が10,000食を突破しました。地域の提携飲食店で子どもたちが自由に食事を選べる分散型モデルを採用し、食事を通じて「つながりの貧困」の解消を目指す新しい取り組みです。
分散型モデルの特徴
- 自由な食事選択:地域の提携飲食店で、子どもたちはデジタル食事チケット(月3,000円相当)を使い、好きなメニューを選べます。
- 心理的負担の軽減:一般客と同じ環境で食事を楽しめるため、支援を受けていることを周囲に知られる心配がありません。
- 地域とのつながり:子ども支援団体がチケットを配布し、必要に応じて自然な声かけができる仕組みを構築。
利用者・店舗の声
保護者からは、「子どもが喜んでお店に行くようになり、家族で外食する機会も増えた」との声が寄せられています。
店舗オーナーからは、「子どもたちの来店で店が明るくなり、地域全体で支えている実感がある」と好評です。
今後の展望
- 現在、78団体・161店舗が協力
- 2025年には東京23区・大阪24区への拡大予定
- 地域の飲食店が「新しい食卓」となり、子どもを中心としたつながりをさらに広げる計画
まとめ
「ドコデモこども食堂」は、食事提供を通じて子どもたちの尊厳を守りつつ、地域社会のつながりを深める重要な取り組みです。今後もこの仕組みが広がることで、より多くの子どもたちが温かい食事を楽しみ、地域全体で支え合う文化が育まれることが期待されます。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/73644/