― 日韓の環境教育ネットワーク構築へ、相互交流と連携を強化 ―
公益財団法人京都市環境保全活動推進協会(所在地:京都市伏見区、理事長:***)は、2025年10月25日、韓国の3つの環境団体と**環境教育分野における相互協力覚書(MOU)**を締結しました。締結式は京都リサーチパークで開催され、「第1回日韓環境教育シンポジウム」も同時開催されました。
今回のMOUは、日韓の環境教育ネットワークを構築し、教育技法や課題意識の共有、環境教育コンテンツの共同開発などを目的としています。締結団体は以下の通りです。
- 社団法人 環境教育センター
- 社団法人 自然の友
- インチョン自然の友
協定の主な内容
- 環境教育コンテンツの共有および共同開発
- 環境教育セミナー情報の共有
- 環境教育に関する知識・情報交換
- 環境教育に携わる人材の相互交流
- その他、環境教育活性化に資する活動の実施
これらの協力を通じ、地域密着型の環境教育センターの運営、科目別教育プログラムの開発、市民環境リーダーの育成など、持続可能な社会の実現に向けた実践的な教育活動を推進していきます。
教育交流とシンポジウムの開催
MOU締結にあわせ、韓国の関係者が来日し、10月24日には京都精華学園で中高生との交流事業を実施しました。翌25日には京都リサーチパークでシンポジウムおよびMOU署名式を行い、最終日の26日には京エコロジーセンターにて協会職員との意見交換会を実施。日韓の環境教育現場を結ぶ有意義な交流の機会となりました。
今回の取り組みの意義
京都市環境保全活動推進協会は、2001年の設立以来、市民・事業者・行政・教育機関との協働を通じて環境保全活動を推進してきました。令和元年には韓国・自然の友研究所との初のMOUを締結し、令和6年には釜山環境公団との協力を開始。今回の3団体との協定は、両国の教育現場をつなぐ新たなステージとなります。
今回のMOUを通じて、日韓双方が持続可能な未来づくりに向けた環境教育の実践力を高め、次世代に向けた国際的な人材育成ネットワークの構築が期待されます。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/72981/