馬と人をつなぐ新サービス「うまぷれ。」が、2025年10月31日より提供を開始する。「うまぷれ。」は、農家で発生する規格外品の野菜を競走馬や引退競走馬へプレゼントできるサービスで、フードロス削減と馬のセカンドキャリア支援を両立するサーキュラーエコノミーモデルを採用している。
専用サイトでは、応援したい馬を選び、農家が市場に出せない規格外品のにんじんやりんごなどを「おやつ」として贈ることができる。購入者にはオリジナルデザインの壁紙が付与され、ファンが直接馬を支援する“参加型体験”を提供する点が特徴だ。
国内では年間50万トン以上の青果物が規格外品として廃棄されているとされる。「うまぷれ。」では、JAあいち中央や生産農家と連携し、これらの野菜を新たな付加価値を持つアップサイクル食材として活用。農家には収益機会を、馬には健康的なおやつを、そしてファンには支援の手触り感をそれぞれ提供することで、地域連携と持続可能な支援モデルの構築を目指す。
サービス開始時点では、JAあいち中央などから提供される規格外にんじん「へきなん美人」10kg(3,795円・税込、送料別)をはじめ、複数農園の無農薬・有機野菜も選択可能となる。
「うまぷれ。」は、馬の新たな応援文化を生み出すとともに、地域農業・馬産業・ファンコミュニティをつなぐ循環型の仕組みとして、今後の広がりが期待されている。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/72729/