特定非営利活動法人日本医療政策機構(HGPI、代表理事:黒川 清)は、株式会社ジャパンタイムズが主催する「Sustainable Japan Award 2025」において、ESG部門の審査員特別賞を受賞しました。表彰式は2025年9月18日に国際文化会館(東京都港区)で開催され、HGPIが推進する「プラネタリーヘルスプロジェクト」が、環境と医療政策を統合した先進的な取り組みとして高く評価されました。
プラネタリーヘルスの推進による社会的インパクト
日本医療政策機構は、2022年度より「プラネタリーヘルスプロジェクト」を推進しています。本プロジェクトは、人の健康と地球環境の健全性を不可分のものとして捉え、医療・政策・教育の領域を横断して課題解決を目指すものです。
看護教育カリキュラムへの環境分野の導入提言や、政府の環境基本計画への政策反映などを通じて、医療分野における脱炭素・循環型社会の実現に貢献しています。
国際ネットワークとの連携強化
HGPIは、国際的な医療・環境ネットワークとの協働にも積極的に取り組んでおり、医療分野の脱炭素化を目指す「グローバル・グリーン・アンド・ヘルシー・ホスピタルズ(GGHH)」に国内で初加盟しました。
この活動を通じて、国内外の医療機関や政策機関と知見を共有し、日本発の政策モデルを世界に発信しています。
ステークホルダーとの協働による政策形成
同機構は「市民主体の医療政策」の理念のもと、産官学民の多様なステークホルダーが対等に議論し、社会課題に対する政策提言を共創する仕組みを構築しています。こうした包括的な協働体制こそが、今回の受賞理由の一つとして評価されました。
HGPI代表理事の黒川氏は、
「健康と地球の未来は切り離せません。今回の受賞を励みに、持続可能な社会の実現に向けて、より多くの人々や組織と共に行動を起こしていきたい」
とコメントしています。
「Sustainable Japan Award」の意義
「Sustainable Japan Award」は、日本最古の英字新聞「The Japan Times」による表彰制度であり、ESG・SDGsの観点から持続可能な社会構築に貢献する企業・団体・自治体を顕彰するものです。
今回のESG部門審査員特別賞は、医療政策の枠を超えて環境・社会・経済をつなぐHGPIの活動が、他に類を見ない先進的な取り組みとして認められた結果です。
結び
今回の受賞は、日本医療政策機構が推進するプラネタリーヘルスの理念が社会に広く浸透しつつあることを示しています。HGPIは今後も、医療と環境の両面から持続可能な社会を実現するための政策提言と実践を続けていく方針です。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/72546/