― Japan Drone 2025 in 関西で展示会の環境負荷「見える化」 ―
2025年11月26日・27日に大阪・梅田で開催される「第2回 Japan Drone/次世代エアモビリティEXPO 2025 in 関西」において、展示会の温室効果ガス(GHG)排出量の算定が新たに開始されます。展示会の環境負荷を可視化し、持続可能な運営を促進することを目的とした取り組みで、ドローン業界全体のサステナビリティ向上にも寄与する見込みです。
GHG算定の概要
算定は株式会社Zeveroが担当。会場のエネルギー使用量、来場者や出展者の交通・宿泊、ブース装飾や配布物、廃棄物処理など、展示会に関わるライフサイクル全体を対象に行われます。希望する出展者には、ブース単位での簡易LCA(ライフサイクルアセスメント)レポートを無償で提供し、自社の排出量把握や広報・取引先対応に活用可能です。
背景と意義
近年、欧州を中心にMICE(展示会・国際会議)でのGHG算定や開示が求められる動きが広がっています。日本国内でも企業のCO₂排出量開示の必要性が高まっており、サプライチェーン全体での脱炭素化が急速に進んでいます。Japan Droneの取り組みは、こうした国際的・国内的要請に応えるものです。
期待される効果
- 展示会全体の環境負荷の定量的把握
- 出展者の「環境配慮企業」としての信頼性向上
- 業界全体の脱炭素活動の可視化と国際的発信力の強化
算定結果は展示会終了後にまとめられ、公式Webサイトやプレスリリースを通じて広く公開される予定です。
開催概要
- 会期:2025年11月26日(水)〜27日(木)
- 会場:ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター(グランフロント大阪 北館 B2F)
- 主催:一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)
- 共催:株式会社コングレ
- 公式サイト:https://www.japandrone-kansai.com/
終わりに
Japan DroneのGHG排出量算定の取り組みは、持続可能な展示会運営のモデルとなり、業界全体の脱炭素化推進に貢献することが期待されています。次世代エアモビリティの発展とともに、環境配慮型ビジネスイベントの重要性も高まるでしょう。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/72382/