~地域の電力自立と廃棄物アップサイクルを目指し、技術開発を加速~
株式会社Cell-En(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:樋口貞春、代表取締役COO:山口直美、以下「Cell-En」)は、スパークル1号投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資および補助金を合わせ、シードラウンドにて総額1.5億円の資金調達を実施しました。
今回の資金は、同社が開発を進める微生物発電装置の実証実験およびスケールアップに活用される予定です。
■資金調達の目的と背景
Cell-Enは、「微生物発電で豊かでサスティナブルな未来」の実現を目指し、地域資源を活かした再生可能エネルギーの社会実装に取り組んでいます。
気候変動や自然災害が頻発する中で、安定的な電力供給や地域のレジリエンス強化が重要な課題となっています。Cell-Enの微生物発電装置は、オフグリッド環境下でも稼働可能なフェーズフリー電源として、災害時にも電力を供給できる点が評価されています。
■Cell-En Technology®について
Cell-Enが独自開発したCell-En Technology®は、発電コアを固相化することで発電量を高める特許技術です。
この技術では、地域ごとに単離された微生物を用い、食品廃棄物や農業廃棄物を栄養源として活用。廃棄物のアップサイクルと地域エネルギーの地産地消を同時に実現します。
微生物発電とは、微生物が有機物を分解する際に生じる電子を電極で回収し、電力に変換する仕組みです。これにより、環境負荷を最小限に抑えた新しい再生可能エネルギー源として注目されています。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/72237/