アストロスケール、「2025年度 STI for SDGsアワード」にて奨励賞を受賞

― 宇宙ごみ除去実証ミッション「ADRAS-J」が科学技術による社会課題解決の取り組みとして評価 ―

持続可能な宇宙環境の実現を目指し、軌道上サービスの開発・提供に取り組む株式会社アストロスケールホールディングス(本社:東京都墨田区、創業者兼CEO:岡田 光信)の日本子会社である株式会社アストロスケール(本社:東京都墨田区、代表取締役社長:加藤 英毅、以下「アストロスケール」)は、2025年度「STI for SDGs」アワードにおいて奨励賞を受賞したことをお知らせいたします。


■「STI for SDGs」アワードについて「STI for SDGs」アワードは、文部科学省所管の国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が主催する表彰制度です。未来共創推進事業の一環として、科学技術・イノベーションを活用し、社会課題の解決に寄与する優れた取り組みを表彰します。
国内の団体による先進的な活動を広く発掘・評価し、その成果を他地域や海外へ水平展開することで、SDGsの達成に貢献することを目的としています。


■受賞の背景と評価ポイント

アストロスケールは2024年より、実際の宇宙ごみ(スペースデブリ)に対して接近・観測を行う実証ミッション「ADRAS-J(Active Debris Removal by Astroscale-Japan)」を実施しました。

本ミッションでは、

  • 遠距離からの接近
  • デブリ下方約15mへの位置付け
  • 周回観測
  • 衝突回避機能の有効性の実証

など、段階的なRPO(ランデブ・近傍運用)技術の実証に成功しました。

これらの成果は、「宇宙のロードサービス」とも呼ばれる軌道上サービスの中核技術を実際のデブリを対象に世界で初めて実施した点で高く評価され、今後の宇宙インフラの安全性と持続可能性を支える基盤を築いたとして、今回の受賞につながりました。


■今後の展望

アストロスケールは、今回の受賞を励みに、軌道上サービスの実用化を通じて安全で持続可能な宇宙利用環境の確立を目指します。
引き続き、技術開発・国際連携・政策提言などを通じて、**「持続可能な宇宙を、あなたとともに(Space Sustainability for the benefit of future generations)」**というビジョンの実現に取り組んでまいります。

引用元記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000094.000067481.html