島根大学は、学生が自主的に取り組むSDGs(持続可能な開発目標)関連活動を支援・公認する「SDGsユニット制度」を新たに設けました。学生の活動を広く知ってもらい、地域や国際社会との連携を通じて活動の広がりを後押しすることを目的としています。
制度の仕組み
学生団体や個人から活動内容の申請を受け、大学が審査して認定します。認定は1年ごとの更新制で、優れた活動には大学から支援金が支給されます。また、年度末には活動報告書の提出が求められます。
評価のポイント
審査では、SDGsの17の目標にバランスよく取り組んでいるか、地域や国際的なつながりがあるかなど、総合的な評価が行われます。
初年度の活動例
2025年度の初年度には14団体が参加。地域スポーツ支援の陸上教室や、フードバンクでのボランティア活動など、多様な取り組みが行われます。各団体には、活動内容の積極的なPRも求められます。
今後の展望
大谷浩学長は26日の記者会見で、「多くの人の共感を得て、SDGsに取り組んでもらえる仕組みにしたい」と制度の狙いを説明しました。近く、教職員向けのユニット制度も設ける予定で、大学全体でSDGs推進を強化していく方針です。
引用元記事:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC2676C0W5A920C2000000/