JRC、連結子会社を通じセイコーテックを子会社化 ─ 環境プラント事業の施工力強化を目指す

株式会社JRC(本社:大阪市西区、代表取締役社長:浜口 稔)は、2025年9月18日の臨時取締役会で、連結子会社のJRC C&M(本社:兵庫県小野市、代表取締役社長:築山 英明)が株式会社セイコーテック(本社:横浜市都筑区、代表取締役:豊島 一欽)の全株式を取得し、子会社化することを決議した。

JRC C&Mは1976年創業で、ごみ処理施設や水処理施設、バイオマス施設向けにコンベヤを中心としたマテハン機器の設計・製造・据付・メンテナンスを手掛け、全国で1,000基以上を納入してきた。近年は設備更新需要の高まりを背景に、事業規模を拡大している。

一方、セイコーテックは2003年設立で、プラント機器や公共上下水道設備の据付・更新・修繕を中心に、ボイラ清掃、搬送機器整備、配管工事、重量物運搬工事など幅広い施工サービスを提供。今回の株式取得により、JRC C&Mは施工領域での対応力を強化し、両社の技術・ノウハウを融合させることで環境プラント事業の競争力向上を図る。

今後は、既存顧客へのサービス拡充や新規案件獲得に加え、兵庫県・福島県の製造工場や関東の工事会社との連携を強化。少子高齢化や現場の若年化によるノウハウ継承不足などの社会課題に対応するトータルソリューションを提供し、グループシナジーを最大化することで、社会課題の解決に貢献する方針だ。

本件が連結業績に与える影響は現時点では軽微と見込まれている。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/70151/