滋賀県の老舗和菓子店・株式会社 叶 匠壽庵(かのう しょうじゅあん)は、2025年10月から全店舗および公式オンラインショップで、国産竹を100%原料とする「竹紙100ナチュラル」の包装紙を採用します。竹林整備で伐採され、従来は処分に困っていた竹を活用することで、環境保全に貢献する取り組みです。
新しい包装紙は、琵琶湖や近江の歴史をモチーフにした従来デザインを生かしつつ、便箋やポチ袋として再利用できる裁断線を印刷。環境への配慮と地域文化の継承を両立させています。
同社はこれまでにも2020年から紙製手提げ袋を有料化し、売上の一部を琵琶湖の環境保全に寄付。古紙配合率30%の紙や植物性インキの使用、ビニール袋の廃止など、資源循環型の取り組みを進めてきました。2025年5月にはさらに環境負荷の少ない素材への切り替えも予定しています。
また、本社および寿長生の郷は環境省「自然共生サイト」に認定され、「しが生物多様性取組認証」も取得済み。叶 匠壽庵は今後も、地域の里山保全や持続可能な社会づくりに寄与する企業活動を継続していく方針です。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/69743/