エンバリオ、サステナビリティ強化の新枠組み「エンバリオ CARES」を発表

高機能樹脂材料のグローバルリーダー、エンバリオ(本社:ドイツ・デュッセルドルフ)は、サステナビリティの取り組みをさらに強化するため、新たなフレームワーク「エンバリオ CARES」を発表しました。

「エンバリオ CARES」の概要

同フレームワークは、低炭素(Low Carbon)、持続可能な資源(Sustainable Resources)、社会的責任(Social Responsibility)の3つの柱で構成され、2030年までに温室効果ガス(GHG)排出の大幅削減や持続可能な製品開発、地域社会への貢献を目指します。エンバリオのCEO、カラム・マクリーン氏は、「持続可能性は戦略の一部ではなく、企業のアイデンティティであり、長期的な価値創造に不可欠」と述べています。

低炭素の取り組み

低炭素の柱では、Scope 1および2のGHG排出削減を重点目標とし、2016年から2024年までに前身企業時代から65%削減を達成。2030年までにさらに35%削減する計画です。再生可能エネルギーの導入や現場での排出削減プロジェクト、低炭素熱源への移行など、具体的な施策を通じて実現を目指します。

持続可能な資源の活用

持続可能な資源の柱では、製品原材料の保護と効率的な使用に注力。これにより、エンバリオと顧客双方の環境負荷を低減し、持続可能な生産・消費を促進します。

社会的責任と国際的イニシアチブ

社会的責任の柱では、社員の安全・福祉の確保や地域コミュニティへの貢献を推進。また、ICCA Responsible Care® Global Charterや国連グローバルコンパクト(UNGC)にも参画し、化学産業の持続可能な成長を支援しています。2024年7月には初の義務的進捗報告(CoP)を提出しました。

今後の展望

エンバリオは、持続可能性の進捗を透明化するため、9月に初の持続可能性レポートを発表予定です。今後も革新的な取り組みを通じて、ステークホルダーとの連携を強化し、持続可能な未来への投資を継続していきます。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/69531/