― 人的資本経営や地域貢献を重点領域に、カーボンニュートラル実現へ向けた具体策も明示
株式会社フォーバル(東証スタンダード:8275)は7月11日、同社グループの**ESG(環境・社会・ガバナンス)への取り組みをまとめた「ESGレポート2025」**を発行したと発表した。持続的な成長と企業価値の向上を目的とし、サステナビリティを経営の中核に据えた戦略と実績を体系的に開示している。
環境:2030年のカーボンニュートラル達成を目標に
フォーバルは2030年のカーボンニュートラル実現を掲げ、温室効果ガス(GHG)排出量の削減に取り組んでいる。
主な施策として、LED照明の導入、電気自動車(EV)の活用、再生可能エネルギーの導入、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の推進などを挙げている。
2023年度のScope1・2排出量は462.7トンで、前年度比3.4%の削減を達成。可視化と継続的な削減を進めている点が特徴だ。
社会:人的資本とダイバーシティの推進
社会面では、人的資本経営の強化を打ち出している。
2023年度の実績として、延べ1,792人が資格を取得。また、**女性管理職比率は17.2%**と、着実に多様性の向上が進んでいる。
今後は、人材育成・エンゲージメント向上・働きやすい職場環境の整備を三位一体で推進し、従業員の成長と企業成長の好循環を目指す構えだ。
地域社会との共創・貢献も明示
フォーバルは、「100年先の日本を元気にする」ことをビジョンに掲げ、地域経済への貢献にも注力。中小企業の経営支援やDX推進を通じ、地域の持続可能な発展に寄与している。
今後の展望
同社は「ESGレポート2025」を通じて、サステナビリティ情報の透明性を高め、ステークホルダーとの対話を深化させていく方針。環境・社会・ガバナンスの各分野で実効性のある取り組みを加速し、2030年以降を見据えた企業価値創造を継続する意向を示している。
引用元記事:https://jp.investing.com/news/stock-market-news/article-1173443