サプライチェーン全体のESG(環境・社会・ガバナンス)分析評価を支援する株式会社aiESG(アイエスジー、本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役:馬奈木俊介)は、福岡県八女市からの委託を受け、同市の特産品「八女茶」の生産・流通におけるESG観点での分析業務を開始しました。
本プロジェクトは、持続可能な農業の推進や地域経済の活性化を目的に、八女茶の生産工程における環境負荷や労働環境、地域連携などの社会的要素を定量化し、「見えにくい価値」を国内外に発信できるよう可視化する取り組みです。
背景と目的:ESGで“八女茶ブランド”を再定義
全国的に高品質な緑茶として知られる八女茶ですが、近年は気候変動や担い手不足といった課題に直面しています。今回の調査では、ESGの観点から八女茶の競争優位性を再定義し、国際的なサステナビリティ指標と照らし合わせて定量的に分析します。特に海外産のお茶との比較を通じて、環境・社会・ガバナンスの側面で差別化できるポイントを明確にすることで、輸出拡大や新たなブランド価値の創出につなげる狙いです。
プロジェクト概要
本プロジェクトでは、aiESGが独自に開発したAIおよびデータサイエンス技術を活用し、以下の業務を実施します。
- 八女茶の生産・加工・流通過程におけるESG分析(定量・定性)
- 海外産茶葉とのESG指標に基づく比較分析
- ESG的な優位性および改善点の抽出とレポート化
aiESGは、サプライチェーン全体にわたるスコープ3(間接排出など)の可視化にも対応可能であり、ESGに関する3,200以上の評価項目を用いた多面的な分析が可能です。
株式会社aiESGについて
aiESGは、ESG評価の第一人者・馬奈木俊介が率いる九州大学発スタートアップ企業です。独自のESG評価プラットフォーム「aiESG Flow」では、製品・サービス単位でのESG可視化を実現。国連報告書の代表執筆や国際的な研究実績に基づき、企業や自治体のサステナビリティ推進を支援しています。