~障害者雇用促進とIT資源の有効活用でSDGs達成に貢献~
SOMPOグループのSOMPOシステムズ株式会社(本社:東京都立川市、代表取締役社長:内山修一)、SOMPOチャレンジド株式会社(本社:東京都西東京市、代表取締役社長:榎本恭子)、および関西電力グループの株式会社ポンデテック(本社:大阪府大阪市、代表取締役:財津和也)は、2025年7月より使用済パソコンの再生・リファービッシュ事業において連携を開始しました。
この取り組みは、企業に求められる持続可能な社会貢献と、障害者の多様な活躍の場の創出を両立させる新たなモデルとして注目されています。
■連携の概要と役割分担
本事業では、使用を終えたSOMPOシステムズのPC機器を回収し、障害者雇用に特化した特例子会社SOMPOチャレンジドが清掃・部品交換・再セットアップなどのリファービッシュ作業を担います。ポンデテックは、技術支援と全体運営を統括し、再生端末の品質管理や販売チャネル構築を担当します。
このスキームにより、IT機器の資源循環と就労支援という2つの社会的課題への同時アプローチが可能になります。
■取り組みの意義とSDGsとの関係
本事業は、以下の点で**SDGs(持続可能な開発目標)**に貢献します:
- 目標8「働きがいも経済成長も」:障害者にIT分野での職域を提供
- 目標12「つくる責任、つかう責任」:電子機器の再利用促進
- 目標10「人や国の不平等をなくそう」:多様な人材の社会参画
また、2024年4月施行の「改正障害者差別解消法」に対応した取り組みとして、SOMPOシステムズでは視覚障害者向け端末の開発実績もあり、IT分野での誰も取り残さない就労機会の提供を進めています。
■再生PCの流通と今後の展開
再生されたPCは、ポンデテックが運営するECサイト「PC next」や企業向けルートなどを通じて流通予定です。今後はPC以外にも、スマートフォンやキッティング業務への拡張を視野に、より多様な障害者就労の機会を創出していきます。
■関係者コメント
SOMPOシステムズ株式会社 代表取締役社長 内山修一:
「本事業を通じて、SOMPOグループ内の資産再活用と、誰もが活躍できる社会の実現に向けた一歩を踏み出せることを誇りに思います。」
株式会社ポンデテック 代表取締役 財津和也:
「この取り組みを通じて、障害者の働く環境を広げるとともに、全国的な再生IT機器スキームの拡大を図っていきたいと考えています。」
■今後の展望
3社は、東京都を中心とした首都圏エリアでのモデルケース構築を皮切りに、今後は全国各地での展開や自治体・企業との連携も検討しています。障害者がIT領域で活躍できる社会インフラの確立と、環境配慮型オペレーションの普及を両立する、新たなリファービッシュモデルの実装を目指します。