資源物リサイクル・廃棄物処理事業を手がけるSKグループは、宮城県内で初となる水素燃料電池(FC)トラックの運行を2026年2月より開始する。取り組みは宮城県が推進する「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050戦略」に基づくもので、運輸部門における温室効果ガス排出削減を目的とした脱炭素物流モデルの構築を目指す。
FCトラックは、SKグループ傘下の株式会社サイコー(仙台市)をはじめ、県内で事業を展開する4社が連携して導入。主に仙台市内における古紙回収や集団資源回収などの業務で運行される予定だ。運輸部門が県内温室効果ガス排出量の約21%を占める中、実運用を通じた排出削減効果が期待されている。
宮城県は2023年3月に「みやぎゼロカーボンチャレンジ2050戦略」を策定し、2030年度までに2013年度比で温室効果ガス排出量を50%削減する目標を掲げている。今回のFCトラック導入は、同戦略に沿った具体的な実践例として位置づけられる。
導入車両のデザインには、緑と水をモチーフとした環境配慮型のビジュアルを採用。地域住民に対してゼロカーボンへの理解と関心を高める狙いもある。導入を記念し、2026年2月5日にはオープニングセレモニーを開催予定で、宮城県知事をはじめ、関係者が出席する。
サイコーでは今後、FCトラックの運行データや現場での知見を蓄積し、資源物回収車両の脱炭素化を段階的に推進。水素需要の創出とともに、持続可能な地域インフラの構築に貢献していく方針だ。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/78062/