株式会社ロボデックスは、ELEMOs合同会社、ユナイテッド・ソリューション株式会社、株式会社ブレイズとの業務提携を通じて、水素燃料電池を搭載した小型モビリティの開発を開始した。高齢者の移動手段不足やセカンドカー問題、地域デリバリーにおける環境負荷といった課題の解決を図り、脱炭素化社会の実現に貢献する。
同社は2026年1月15日にELEMOs、同月26日にユナイテッド・ソリューション、同月30日にブレイズとそれぞれ業務提携を締結。ロボデックスがドローン向けに培ってきた小型水素タンクおよび燃料電池技術を、電動小型モビリティに応用する。これにより、EVモビリティが抱える「航続距離の短さ」や「充電時間の長さ」といった課題を、水素ボンベ交換による短時間補給で解消できる見通しだ。
高齢化が進む日本では、運転免許返納後の移動手段確保が社会課題となっている。ELEMOsが展開する免許不要の小型モビリティに水素燃料電池を搭載することで、航続距離を延ばし、外出機会の確保や社会参加の促進につなげる。走行時にCO₂を排出しない水素エネルギーの特性を生かし、環境負荷の低い次世代シニアカーとしての活用を目指す。
また、ユナイテッド・ソリューションが展開する三人乗り電動モビリティ「PICNIC」では、水素燃料電池の採用により、家庭におけるセカンドカー需要への新たな選択肢を提示する。車ほど大きくなく、バイクより安全性の高い中間的モビリティとして、日常の近距離移動を支える役割を担う。
さらに、ブレイズのEVデリバリーバイクへの展開も視野に入れ、地域配送における脱炭素化と業務効率化を推進する。静音性とゼロエミッションを兼ね備えた水素モビリティは、生活圏に配慮した次世代デリバリー手段として期待されている。
本プロジェクトでは、水素タンクの規格化やマルチユース化も進め、モビリティに限らずドローンや発電用途などへの展開も見据える。ロボデックスは、地域に寄り添った次世代モビリティの社会実装を通じて、水素エネルギーの普及と持続可能な社会の構築を目指すとしている。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/77989/