日本事業承継トラスト株式会社は、音楽メディアデータ事業を手がける株式会社プランテックの全株式を、特別目的会社(SPC)を通じて取得した。短期的な投資回収を目的とするものではなく、同社が長年培ってきたノウハウと業界内での信頼関係を基盤に、中長期的な成長を目指す事業承継の一環となる。
プランテックは、35年以上にわたり楽曲のオンエア情報や再生データなどのメディアデータを計測・解析し、音楽業界の意思決定を支援してきた。データ活用の重要性が高まる中、その専門性は音楽分野にとどまらず、エンターテインメント領域全体へと応用可能な強みを有している。
今回の株式取得により、日本事業承継トラストは、プランテックの事業内容や企業文化、既存の経営・従業員体制を尊重しつつ、同社が持つAIやマーケティングの知見を活用。プロダクトの高度化や事業基盤の強化を進めるほか、音楽・エンターテインメント分野での協業を通じ、新たな価値創出を図る方針だ。
事業承継に伴い、日本事業承継トラスト代表取締役の岩本浩気氏が、プランテックの代表取締役に就任した。岩本氏は、同社の技術力やネットワークを次世代につなぎ、持続的な成長を実現する考えを示している。
後継者不在による廃業が社会課題となる中、日本事業承継トラストは「売却を前提としない」主体的な事業承継を掲げ、技術やブランドを有する企業の価値継承に取り組んでいる。今後も業種を限定せず、AIやマーケティングの知見を生かせる企業を中心に、事業承継を進めていくとしている。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/77135/