フィリピン・セブ市で発生した埋立処分場の崩落事故により、25人が死亡、18人が入院し、11人が行方不明となっている。事故が起きたのは1月8日で、犠牲者はいずれも現地の埋立処分場で働いていた労働者や下請け作業員だった。
この事故を受け、長年にわたり同地域で教育支援や生活支援を行ってきたNPO法人DAREDEMO HEROは、犠牲者やその家族、地域住民に哀悼の意を示すとともに、今後も支援活動を継続する方針を明らかにした。
埋立処分場周辺では、危険性を理解しながらも、他に生計を立てる手段がなく、廃棄物の分別や回収、日雇い労働に従事せざるを得ない人々が暮らしている。DAREDEMO HEROは、こうした現実に向き合いながら、子どもへの教育支援や大人の自立支援を通じて、「危険な場所で働く以外の選択肢」をつくる活動を続けてきた。
今回の崩落について、廃棄物労働者の団体などは「自然災害ではなく、長年にわたる安全軽視と不十分な廃棄物管理の結果であり、予見可能だった悲劇だ」と指摘している。行政や事業者、制度、そして社会全体のあり方が複雑に絡む問題であり、「仕方がなかった」で終わらせてはならないと、同団体は強調する。
DAREDEMO HEROは今後、教育やスキル習得、安定した収入につながる支援をさらに強化し、人々が安全に、尊厳をもって生きられる選択肢を増やしていく考えだ。今回失われた命が無視されることのないよう、また同様の悲劇を二度と繰り返さないためにも、現地の人々と共に歩み続けるとしている。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/77007/