aora、大林組、MUIC Kansaiが連携 脱炭素を「価値創出」に変える「みんまちEARTHプロジェクト」始動

aora株式会社は、株式会社大林組および一般社団法人関西イノベーションセンター(MUIC Kansai)と連携し、脱炭素社会の実現を目指す新たな取り組みとして「みんまちEARTHプロジェクト」を開始する。

本プロジェクトは、カーボンクレジットと連動したポイント「PUC(ぷく)」を活用し、これまで企業や個人にとって負担と捉えられがちだった環境貢献を、経済活動や地域活性化を後押しする“アクセル”へと転換することを目的としている。2026年2月には品川エリアにおいて実証実験を行い、持続可能なまちづくりモデルの有効性を検証する。

脱炭素の「壁」を超える新たなアプローチ

気候変動対策が求められる一方で、企業は脱炭素対応に伴うコスト増、個人は環境行動の継続性という課題に直面している。みんまちEARTHプロジェクトでは、こうした課題に対し、環境貢献を経済的価値として循環させる仕組みを構築する。

企業にとっては、脱炭素への取り組みが集客やブランド価値向上につながり、個人にとっては日常の消費行動が環境貢献として可視化され、ポイントとして還元される。さらに、地域全体では環境価値と経済価値が循環することで、持続的な地域活性化が期待される。

スマートシティ構想とスタートアップの融合

大林組は、スマートシティ事業を通じて、エリア生活者のウェルビーイング向上を目指してきた。生活者視点を起点に、都市や地域が抱える複雑な課題に対し、先進技術や新たなサービスの社会実装を進めている。

今回のプロジェクトでは、aoraの持つ環境価値循環の仕組みと、大林組の街づくりに関する知見、MUIC Kansaiのイノベーション創出機能を掛け合わせることで、従来の枠組みを超えた次世代型まちづくりモデルの創出を目指す。

カーボンクレジット連動ポイント「PUC」の仕組み

PUCは、大林組が提供する街のデータ活用プラットフォームと連携し、地域事業者のサービス利用促進に活用される。地域サービスが利用されるたびにカーボンクレジットが購入され、その資金が実際の脱炭素プロジェクトの継続や再投資に充てられる仕組みだ。

この循環により、地域全体で環境貢献が可視化・加速され、環境と経済の両立が図られる。

実証実験と今後の展望

実証実験は2026年2月、品川エリアにて約1か月間実施予定。環境価値循環型まちづくりモデルの有効性を検証し、その成果をもとにエコシステムの共同開発を進める。

将来的には全国展開、さらには海外展開も視野に入れ、ゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みを加速させていく方針だ。

持続可能な社会に向けて

aora、大林組、MUIC Kansaiによる「みんまちEARTHプロジェクト」は、環境貢献を新たな価値創出の源泉と捉え直す挑戦である。本プロジェクトを通じて、脱炭素と地域経済の好循環を生み出し、持続可能な社会の実現に貢献していく。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/76923/