植物性食品ブランド「かるあげ」を展開する株式会社エヌ・ディ・シー(NDC)は、シンガポールの食品加工会社PCIと事業提携を結び、海外展開を本格化させると発表した。シンガポールを拠点に、ASEAN地域での飲食店・流通向け展開や現地ニーズに即した商品開発を進めるほか、将来的には欧州・米国市場への輸出拠点化も視野に入れる。
NDCは、大豆と米を主原料とするプラントベース食品「かるあげ」を主力に、「たくさん食べて、かるくなる」をコンセプトとした商品を展開。2025年開催の大阪・関西万博では、184日間にわたりキッチンカーを出店し、「かるカツバーガー」などを提供した。長期オペレーションを通じて、量産性や運営の再現性を実証したことが、今回の海外展開につながった。
提携先のPCIは、冷蔵・冷凍食品や惣菜、調理加工など幅広い食品分野に対応可能な設備とネットワークを有する。両社は、「かるあげ」ブランドを軸に、商品やメニューの共同開発、現地での加工・調理工程の最適化、飲食店や流通向けの実証展開を進め、事業化を検討していく。
NDCはシンガポールをアジア有数の物流・商流ハブと位置付け、ASEANでの実績構築を起点に、グローバル展開モデルの確立を目指す。また、同地域への進出を検討する日本企業との協業も視野に入れ、再現性の高い海外展開スキームの構築を進める方針だ。
市川吉徳社長は「万博で得た長期実証の成果を、次は海外市場で生かしたい。シンガポールを起点に、日本発の植物性食品ブランドが世界で通用する形を着実に築いていく」とコメントしている。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/76616/