三重県桑名市の「Harmony Cafe(ハーモニーカフェ)」は、地域の子育て世代を支援するSDGsプロジェクト「お下がりの輪」を、2026年1月10日から開始する。
本プロジェクトでは、友人や知人から譲り受けた子供服やおもちゃをオーナー自らが洗濯・除菌・メンテナンスし、店内で1ドリンクを注文した来店客に対して1点まで無料で提供する。併設する募金箱に寄せられた寄付金は、全額を桑名市の「子ども・子育て寄附金(子ども・子育て支援基金)」に納付し、地域の未来に還元する仕組みだ。
取り組みの背景には、オーナーのKEIKO氏が長年にわたり学童保育ボランティアや学習支援を通じて地域の子どもたちと関わってきた経験がある。かつての教え子たちが親となり、「思い出があって捨てられない子供服やおもちゃがある」と語る姿に触れ、「地域で育ててもらった恩を、次の世代に返したい」という思いから本企画を立ち上げたという。
特長の一つは、品質への徹底したこだわりだ。提供するアイテムはすべてオーナー自身が状態を確認し、丁寧に手入れを行う。リサイクルショップのような無機質な陳列ではなく、カフェの雰囲気に溶け込むディスプレイを意識し、「選ぶ楽しさ」も大切にしている。
利用方法はシンプルで、1ドリンクを注文した来店客が専用コーナーから好きな子供服やおもちゃを1点選ぶことができる。募金は任意だが、不要になったものが次の家庭へ渡り、その感謝が寄付として地域に還元される「優しさの循環」を目指す。
不要になった物が誰かの役に立ち、さらに地域の子どもたちを支える力へとつながる――。Harmony Cafe発の「お下がりの輪」は、桑名市から広がる新しい地域共助とサステナブルな取り組みとして注目されそうだ。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/76580/