PXP、次世代太陽電池で「多摩ブルー・グリーン賞」最優秀賞と特別賞をW受賞

次世代太陽電池の開発を手がけるスタートアップの株式会社PXP(神奈川県相模原市)は、多摩信用金庫が主催する「第23回 多摩ブルー・グリーン賞」において、技術・製品部門の最優秀賞および特別賞(経済産業省関東経済産業局長賞)を受賞した。

PXPが開発する次世代太陽電池は、軽量かつ柔軟性を備えている点が特長で、従来の硬く重い太陽光パネルでは設置が難しかった屋根や外壁、移動体、道路・情報インフラなどへの導入を可能にする。柔軟性や耐久性、高効率、低コストといった特性を併せ持つ点が評価され、今回のW受賞につながった。

同社はこれまで、国内の自治体や企業と連携し、kW級の発電実証実験を各地で実施するなど、実フィールドでの検証実績を積み重ねてきた。こうした取り組みが技術の実用性と将来性を示した形だ。

PXPは今後、国産の「薄く、軽く、曲げられる太陽電池」の適用領域をさらに広げるとともに、太陽光発電の新たな可能性を切り拓くことで、日本が目指す2050年カーボンニュートラルの実現に貢献していく方針としている。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/76413/