― 緑茶飲料を通じて企業のESG貢献を可視化、地域農業と企業活動を接続 ―

Blue Farm株式会社は、名古屋鉄道株式会社と連携し、茶畑を活用したサブスクリプションサービス「ChaaS（茶畑 as a Service）」を導入した。地域の農業資源と企業活動を結び付け、企業が環境価値への貢献を“見える化”できる新たなモデルとして展開する。

今回の取り組みでは、名古屋鉄道グループの経営ビジョンスローガン「名鉄×WAO!」をテーマにした環境配慮型の緑茶飲料を制作。名古屋鉄道の取引先向けに提供することで、同社のサステナビリティへの姿勢やビジョンを伝えるコミュニケーションツールとして活用する。

「ChaaS」は、全国の茶畑が持つ環境価値を企業がサブスクリプション形式で利用できるサービス。企業は、自社で提供する飲料をサステナブルな緑茶に切り替えることで、ESGへの取り組みを日常的な接点で表現できると同時に、茶畑の維持や地域農業の持続性向上にも貢献できる仕組みとなっている。

今回の導入は、地域交通インフラを担う名古屋鉄道と連携することで、地域と都市、農業と企業活動を結ぶモデルの社会実装を進める狙いがある。今後は、茶畑や地域農業との接点をさらに広げ、地域内での価値循環の創出を目指す。

Blue Farmは2021年に「社会を健康にする会社」をビジョンに掲げて創業。山間地の茶畑と企業を結び付けることで、ESG対応を支援するとともに、減少が続く茶畑の保全や持続可能なお茶産業の構築に取り組んでいる。将来的には、国内に点在する茶畑が持つ環境効果を顕在化させ、新たな地域価値の創出につなげていく考えだ。

引用元記事：https://voix.jp/sdgs/sdgs/75934/