浄水器「ウルオ」シリーズ、除草剤グリホサートを検出限界未満まで除去

──第三者機関の試験で高い安全性を実証、家庭の水質不安に応える成果──

創業23年の浄水器メーカーである株式会社イーテック(本社:東京都、代表取締役:小野志郎)は、自社の家庭用浄水器「ウルオ」シリーズにおいて、除草剤成分グリホサートの除去性能試験を第三者機関に依頼し、すべての製品で検出限界未満となる高い除去性能が確認されたと発表した。今回の結果は、同シリーズの安全性と信頼性を科学的に裏付けるものとなる。

グリホサートは農業や家庭の雑草管理で広く使われ、世界150カ国以上で利用されている。日本では食品安全委員会が一定の安全性を示す一方、水道水中の管理目標値は海外と比べ相対的に高く、専門家からは「国際基準と比べて日本の規制は緩い」といった指摘もある。そのため、近年はSNSや報道を通じて水質への関心が高まり、特に小さな子どもを持つ家庭や妊娠中の人、健康志向の高い層を中心に「農薬成分をできるだけ取り除きたい」というニーズが増加している。

こうした背景を踏まえ、イーテックは「ウルオ」シリーズの除去性能を明確化するため、JIS S3201:2019およびJWPA規格に基づき第三者検査機関で試験を実施。対象となったのは、ポット型浄水器「ULeAU/ウルオ®」、ペット用浄水器「ペポット」、浄水シャワーヘッド「ウルオシャワー」、家中浄水器「ピュアセントラル」の4製品で、いずれもグリホサートが検出限界未満、または極めて高い除去率を示した。

今回の試験結果は、水道水や井戸水に含まれる可能性のある農薬成分を効果的に取り除けることを示すだけでなく、特にシャワー用浄水器で同レベルの除去性能を実証した例が少ないことから、生活者の安心感向上にもつながる成果となった。

「ウルオ」シリーズでは、ビタミンCや亜硫酸カルシウムなどの薬剤系ろ材を使用せず、日本製の飲料水用繊維状活性炭フィルターを採用。残留塩素を初期状態で100%除去するほか、トリハロメタン、PFAS(PFOS・PFOA)などの有機フッ素化合物、農薬類など23項目の有害物質への対応が確認されている。また銀イオンによる抗菌処理は行わず、自然由来のミネラルの抗菌性を活かすことで、体内蓄積に不安を感じる利用者にも配慮した構造を実現している。

さらに、水の味をまろやかに整える12種類のミネラルを付与することで飲みやすさを向上させ、肌や髪への刺激も軽減。ペット専用モデルでは、尿結石の原因となる成分を抑える設計により、犬や猫の健康維持にも貢献する。

イーテックは、科学的根拠に基づく製品開発を継続し、今後もより多くの家庭に安心できる水を提供していく方針。水質安全性への関心が高まる中、「ウルオ」シリーズは家庭の不安に応える製品として、さらに注目を集めることが期待される。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/75453/