自然栽培米専門店Natural Farming、リユース梱包「シェアバッグ®︎」導入で環境負荷低減へ
株式会社Replow(宮城県仙台市)が運営する自然栽培米・有機栽培米専門店「Natural Farming」は、2025年12月8日の「有機農業の日」より、株式会社comveyが提供するリユース梱包「シェアバッグ®︎」を導入した。配送に伴う梱包ごみの削減と、利用者の梱包ストレス軽減を目的とした取り組みで、CO₂排出量を85%以上削減できる点が評価されている。
■ 「シェアバッグ®︎」導入の狙い
シェアバッグは、使い捨て段ボールの代替として繰り返し利用できるリユース梱包で、使用限度に達した後は95%以上を水平リサイクルし、再びシェアバッグとして再生される。
これにより、梱包ごみの大幅削減と脱炭素化を同時に実現する。
Natural Farmingではパンフレット類の同梱を控えるなど、EC通販に伴う環境負荷の軽減に取り組んでおり、今回の導入は「ZERO WASTE(ゼロウェイスト)」活動の一環となる。
■ 「有機農業の日」と継続的な環境配慮
12月8日の「有機農業の日」は、有機農業推進法の成立・施行10周年を記念して制定されたもの。Natural Farmingはこの日を機に、持続可能な稲作の普及をさらに推進する。
同店では、化学肥料や農薬を使わない自然栽培・有機栽培の米を厳選して取り扱い、生産者の栽培環境や使用資材なども分かりやすく公開。消費者が安心して環境負荷の小さなお米を選べる環境づくりを進めている。
■ 持続可能な稲作を支える取り組み
日本のメタン排出量の約8割は農業由来で、特に水田が大きな割合を占める。Natural Farmingは、自然栽培・有機栽培を実践する生産者の支援を通じ、温室効果ガス削減につながる稲作モデルの普及を図っている。
農林水産省の「みえるらべる」の採用により、環境負荷削減量を可視化し、より透明性のある情報提供も行う。
■ お米の専門家による選定
代表の小野寺理騎氏は、五ッ星お米マイスターおよび米・食味鑑定士の資格を持ち、年間100軒以上の農家を訪問。200種類を超える食味鑑定を実施し、生産者とともに持続可能な米づくりの未来を考えながら商品選定を行っている。
■ 利用者メリットと今後の展望
シェアバッグを選択した利用者は、梱包ごみ削減への貢献に加え、次回購入に使える300円OFFクーポンが付与される。環境負荷が少ない選択を促すインセンティブとして機能する。
Natural Farmingは、「わたしによくて、未来にいい」という理念のもと、持続可能な社会に向けた取り組みをさらに拡大していく方針だ。
今後も、地球にやさしい選択肢が“あたりまえ”となる未来を目指し、環境配慮型のサービス強化を進めていく。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/75398/