— ガラス面・キャノピーで発電体験を提供、2050年カーボンニュートラルへ前進
日産自動車は10月16日、神奈川県内の販売店でPXPが開発した「薄く、軽く、曲げられるカルコパイライト太陽電池」を使った実証実験を開始した。次世代型太陽電池の普及を目指す神奈川県の補助事業の一環で、2026年2月9日まで実施される。
実験では、0.6mm厚・1㎡あたり0.7kgと軽量な太陽電池を店舗のガラス面やキャノピーの円柱部分に設置。従来のシリコン太陽電池では困難だった場所への設置を可能にし、来店者が発電状況を直接体感できる環境を整えた。
発電した電力は店内ディスプレイや自動販売機、スマートフォン充電器などで使用され、太陽光エネルギー活用の新たなモデルケースとなる。
PXPは、国産の次世代太陽電池を新たな市場へ広げるとともに、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて技術展開を加速するとしている。
今回の取り組みは、次世代型太陽電池の社会実装を前進させるものとして注目されている。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/75176/