パキスタン、2025大阪・関西万博で歴史的成果を達成

――過去最多180万人来場、展示部門ブロンズ賞とエディターズ・チョイス賞を受賞――

2025年10月13日に閉幕した「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」において、パキスタンパビリオンが過去最高の成果を収めました。会期中の来場者数は180万人を突破し、同国パビリオンとして過去最大規模を記録。さらに、展示部門ブロンズ賞およびエディターズ・チョイス賞の2つの国際賞を受賞し、パキスタンの文化と創造性が世界的に高く評価されました。


万博閉幕と式典の様子

閉幕式は、夢洲の「EXPOドーム(シャインハット)」にて盛大に開催されました。
式典には、秋篠宮皇嗣殿下、石破茂内閣総理大臣、吉村洋文大阪府知事、石毛博行日本国際博覧会協会事務総長らが出席。石破総理は「総来場者数が2,800万人を超えた」と発表し、次回開催地であるサウジアラビア・リヤドへのBIE旗の引き継ぎが行われました。


パキスタンパビリオンの特徴と展示内容

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げたパキスタンパビリオンは、
アーティストのヌールジャハーン・ビルグラミ氏がキュレーションを担当。
文化、鉱物資源、伝統工芸、創造産業を融合した展示で来場者を魅了しました。

中でもメイン展示の**「Universe in a Grain of Salt(ひと粒の塩に宿る宇宙)」**は、
パキスタン産ピンク岩塩を使った幻想的な空間演出が話題となり、国内外のメディアから高い評価を得ました。


スタッフ表彰とチームの貢献

閉幕式当日には、パビリオン内でスタッフ表彰式が行われ、
**アブドル・ハミード駐日パキスタン大使(パビリオン・コミッショナー・ジェネラル)**が運営スタッフやボランティアに感謝状を授与しました。
ハミード大使は、「チーム全員の献身が、パキスタンの魅力を世界へ伝える力となった」と述べ、関係者の努力を称えました。


国際社会への貢献と今後の展望

パキスタンパビリオンは、文化・創造・資源・貿易といった多様な分野を横断的に紹介し、
持続可能な未来社会に向けた国際対話の推進に貢献しました。
今回の成功は、アジアにおけるパキスタンのプレゼンスを高める歴史的成果といえます。


終わりに

2025大阪・関西万博を通じて、パキスタンは国際舞台での存在感を一段と高めました。
文化と創造性を軸に、持続可能な社会の実現に向けた新たなステップを踏み出した同国の今後の発展が期待されます。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/72085/