山口県岩国市に拠点を置く株式会社たけふぁむ(代表取締役:東谷まどか)は、荒廃した竹林を再資源化し、循環型社会と里山再生を目指すクラウドファンディングプロジェクトの終了まで、残り1週間となったことを発表した。現在の支援総額は1,374,000円で、目標金額2,000,000円に対して68%を達成している。
本プロジェクトは、「竹害」を「竹財」に変えることをテーマに掲げ、放置竹林による災害リスクの軽減や地域経済の活性化を図るもの。東谷代表の個人的な経験を活かし、環境と心の両面から持続可能な地域づくりに取り組む点でも注目を集めている。
支援の呼びかけとプロジェクトの意義
たけふぁむは、クラウドファンディング終了までの残り期間に向けて、さらなる支援を呼びかけている。
放置竹林の整備を通じて地域の防災力を高めるとともに、竹製品の製造・販売によって新たな雇用を創出し、地域経済の循環を促進することを目的としている。
「竹林整備を通じて人と自然の関係を取り戻したい。皆さんの“あと一押し”が未来を変える力になります」
― 株式会社たけふぁむ 代表取締役 東谷まどか
代表・東谷まどか氏の想い
東谷氏は、自身のうつ病からの回復経験をもとに、「自然と人の再生」を重ね合わせた事業を展開。竹林整備という肉体的な作業が、心のリハビリや地域の絆づくりにもつながると語る。
たけふぁむの活動は、環境問題の解決にとどまらず、**“人の心を癒やす社会起業”**としての側面も持つ。
「竹害」を「竹財」に変える5つの意義
- 災害抑制:根の浅い竹林が引き起こす土砂災害リスクを軽減
- 里山再生:荒廃した森林に多様な生態系を取り戻す
- 地域活性化:竹資源の製品化による雇用・産業の創出
- 脱炭素への貢献:竹の成長サイクルを活かしたCO₂吸収と資源循環
- 心の健康支援:自然と関わる作業を通じて人々の心の再生を促す
クラウドファンディング概要
- プロジェクト名:『【山口県岩国市から放棄竹林をなくせ!】活気あふれた災害のない里山を取り戻したい』
- プラットフォーム:for-GOOD
- 目標金額:2,000,000円
- 現在の支援総額:1,374,000円(2025年10月14日14時20分時点)
- 募集期間:2025年8月20日(水)〜10月20日(月)23:59
リターンには、里山の竹を使ったリースや、代表・東谷氏の著書
『娘がウツで働けなくなった。だから一緒に「竹」で起業した』などが用意されている。
終わりに
たけふぁむの挑戦は、環境保全と地域の未来、そして人々の心の健康を結びつける新たな社会モデルだ。
残り1週間となるクラウドファンディング期間中、支援という形でこの取り組みに参加することで、竹林の再生とともに“未来の里山”づくりに貢献することができる。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/71909/