MARK IS みなとみらい、循環型スチールカップ活用の「MIRAI BATON PROJECT」始動

MARK IS みなとみらい(神奈川県横浜市/運営:三菱地所プロパティマネジメント株式会社)は、2025年10月より新たなSDGs推進プロジェクト「MIRAI BATON PROJECT(みらいバトン・プロジェクト)」を開始する。

同施設は2021年から「MARK IS みなとみらいで始める”good”なこと。」をコンセプトにSDGs活動「good project」を展開してきた。今年は5年目を迎え、オリジナルデザインのスチールカップ「MARK IS カップ」を活用した新しい循環型取り組みをスタートする。

「MARK IS カップ」は神奈川県鎌倉市で開発されたリサイクル率93.5%のスチール製カップで、冷たさと味の良さが特徴。繰り返し洗浄してリユースでき、錆びた場合は鉄資源として水質改善ブロックに再利用可能。これにより海洋浄化や土壌改善、藻場再生など、環境への循環的貢献を実現する。

みなとみらいエリアはかつて造船や鉄工など「鉄のものづくり」で地域を支えてきた歴史を有しており、スチールカップを通じてその鉄の記憶を未来へつなぐ取り組みと位置付けている。

さらに、施設5階の屋上庭園「みんなの庭」では、開業以来12年間で延べ67,000人の子どもたちに自然と触れ合うワークショップやイベントを提供。MIRAI BATON PROJECTでは、庭を起点に以下の5つの循環をテーマに活動する。

  1. 庭の再生:庭で育てたハーブや野菜を季節ごとに循環させ命のリレーをつなぐ
  2. 食の再生:テナントのふぞろい野菜や未利用食材をアップサイクル
  3. からだの再生:地域の旬や庭の素材を活用し、健康的な食体験で心身をリフレッシュ
  4. 海の再生:スチールカップを回収・再資源化し海洋環境を保全
  5. つながりの再生:ワークショップやイベントを通じ、人と人、街と自然のつながりを創出

これらの活動を通じ、「MARK IS カップ」が循環の「バトン」となり、来館者や地域住民、テナントと共にSDGsの推進に取り組む。施設は地域・環境・人をつなぐ拠点として、再生循環型の新たな施設価値創出を目指す。

プロジェクト概要
MIRAI BATON PROJECTは、スチールカップ「MARK IS カップ」を軸とした循環型SDGs取り組み。リユース可能なスチールカップは使用後、鉄資源として再利用され、水質改善や土壌再生、藻場保全に活用される。施設全体で活用することで、地球環境保全への貢献を目指す。

引用元記事:https://www.jiji.com/jc/article?k=000000362.000043503&g=prt