中外テクノス、クリーンウッド法改正に対応した木材合法性確認サービスを開始

中外テクノス株式会社(本社:広島市、代表取締役:福馬聡之)は、改正クリーンウッド法に対応した木材合法性確認サービスを新たに開始しました。本サービスは、木材関連事業者が取り扱う木材の合法性を科学的に検証し、デュー・デリジェンスの強化を支援するものです。

背景:クリーンウッド法の改正

日本では平成28年に「クリーンウッド法(合法伐採木材等の流通及び利用の促進に関する法律)」が成立し、平成29年に施行されました。令和5年の改正法により、川上・水際の木材関連事業者は、取り扱う木材の合法性確認を義務化されました。これにより、取引される木材の原産地や樹種、伐採許可書などの書類を基に、リスク評価やリスク緩和措置を講じる必要があります。

中外テクノスのDNA解析サービス

従来の書類確認だけでは、木材の真正性を完全に担保することは困難です。中外テクノスは、第三者機関としてDNA解析を活用し、木材の合法性を科学的に検証。事業者が安心して取引を行える環境を提供します。

  • 試料の郵送:事業者は木材試料を郵送
  • DNA抽出:10,000円~/検体
  • 葉緑体DNA解析(サンガーシークエンス):25,000円~/検体
  • 解析内容:木材の原産地や樹種の確認により、違法木材の特定とリスク評価を支援

サステナビリティへの貢献

本サービスは、木材関連事業者の法令遵守を支援するとともに、持続可能な木材利用の実現に寄与します。合法性の科学的検証を行うことで、違法伐採木材の排除に貢献し、信頼性の高い取引を促進します。

終わりに

中外テクノスの木材DNA解析サービスは、クリーンウッド法改正に対応した新たな取り組みとして、木材業界の持続可能性向上と社会的責任の実現に重要な役割を果たすことが期待されます。今後、木材取引の透明性向上や業界全体での持続可能な取り組みの加速が見込まれます。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/70759/