拓殖大学、株式会社RC、株式会社浜屋などが連携し、使用済みダンボールを活用した新たな社会貢献プロジェクトが2025年8月にスタートしました。スローガンは「ダンボールで地球を救う」。家庭内での資源循環、寄付活動の促進、リユース文化の定着を目指し、SDGsの達成にも貢献する取り組みです。
プロジェクトの3つの柱
- 使用済みダンボールの買取による資源循環
家庭で不要になったダンボールを「売れる資源」として再活用。国内の段ボール回収率は95%以上ですが、再利用率は約66%にとどまっており、未利用古紙の活用を促進します。 - 寄付先不明による“寄付できない問題”の解消
使用済みダンボールに不用品を詰めて寄付できる仕組みを提供。提携企業が仕分け、再生、海外輸出を行い、寄付の心理的障壁を下げます。 - 寄付専用ダンボールの設置によるリユース文化の定着
家庭に寄付用ダンボールを配布し、「不要になったらこの箱に入れる」だけで寄付が可能に。行動導線を家庭内に作ることで、地域での参加型仕組みを広げます。
解決に貢献するSDGs目標
- 目標12「つくる責任 つかう責任」:未使用資源の循環型消費を家庭に浸透
- 目標13「気候変動に具体的な対策を」:廃棄処分によるCO₂排出削減
- 目標17「パートナーシップで目標を達成」:大学、企業、自治体が連携し、社会と未来をつなぐ仕組みを共創
各社の役割
- 拓殖大学:学生が社会課題調査・プロジェクト企画を担当
- 株式会社心力舎:広報活動や各社間の調整
- 株式会社RC:全国140拠点の買取キャンペーン運営、寄付用ダンボール設置
- 株式会社浜屋:集荷したダンボールを海外へ寄付
プロジェクトの背景
tobiraドリームプロジェクトを通じ、拓殖大学の学生がRC(買いクル)の企画会議に参加し、「段ボール買取キャンペーン」が採用。浜屋との連携で、買い取ったダンボールが「キフコレ」寄付用として再利用されるルートが構築され、家庭内で簡単に寄付できる仕組みが実現しました。
実施概要
- 名称:ダンボールで海外への寄付を推進しようプロジェクト
- 期間:2025年9月15日~2026年3月31日
- 対象:全国の買いクル140拠点
このプロジェクトは、家庭内の不要ダンボールを活用して環境問題に取り組むだけでなく、寄付活動を通じた国際貢献を促進する新しい試みです。今後、こうした取り組みが広がることで、より多くの人々が持続可能な社会の実現に向けて参加できることが期待されます。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/70140/