ジェクトを起点にシステム開発を進めてきた。今回のOpenADR認証取得によって、一般送配電事業者(TSO)の「簡易指令システム」との接続要件を満たし、需給調整市場に本格参入する体制が整った。
需給調整市場は、周波数制御や需給バランス調整に必要な調整力を多様な電源から調達・運用する仕組みとして2021年に開設。OpenADRはデマンドレスポンス(DR)のシグナルを標準化する国際規格であり、認証にはサイバーセキュリティ要件も含まれる。ヒラソル・エナジーのシステムはこれに準拠し、分散型リソースを束ねて調整力を迅速・確実に提供できる。
今後は簡易指令システムとの接続試験を経て、2025年度内に3件の系統用蓄電池プロジェクトへ本システムを実装する計画。再生可能エネルギーの導入拡大に伴う系統安定化に貢献していく。
ヒラソル・エナジーは東京大学発のスタートアップとして、太陽光発電所の性能再生や集約運営、太陽光関連DXソリューションなどを展開。今回の認証取得は、再エネ主導の持続可能な電力システム実現に向けた大きな一歩となる。
引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/69732/