リングロー、育児・介護中でも働ける「完全時間自由型」業務委託制度を導入

リユースPC事業を展開するリングロー株式会社(本社:東京都豊島区、代表取締役:碇敏之)は、育児や介護などで決まった時間に働くことが難しい方を対象に、業務委託を「完全時間自由型」で行う新制度を導入した。専門的なスキルは不要で、基本的なPC操作ができれば誰でも参加可能なため、働きたい意欲はあるが諦めていた方に新たな働き方の選択肢を提供する。

制度利用者の一例として、3児の母である石田さんは、新卒でSEとして勤務後、結婚・出産を機に退職。保育園の抽選に落選が続き働けなかったが、末子の入園を機にこの制度を活用し、社会復帰を果たした。石田さんは「限られた時間でも社会とつながり、自分の経験が役立っている実感を得られる」と語る。

本制度は、社内業務の洗い出しを通じて「毎日決まった時間に働けないが意欲はある人」とマッチする業務を提供する仕組み。人事担当の賀川氏は「外部に業務を任せることで、人事戦略や従業員・候補者との深いコミュニケーションに集中でき、業務の質が向上した」とコメントしている。

リングローは今後、制度の活用範囲を広げ、時間や場所に縛られない柔軟な働き方をさらに推進する方針。また、社員が自身の大切な日を自由に休める「my祝日制度」も導入しており、年間の祝日数と同じ日数分の休暇を有給とは別に取得可能としている。

リングロー株式会社は、2001年創業で中古PCの販売・修理・買取を主力とし、「R∞PC(アールピーシー)」や「おかえり集学校プロジェクト」など独自の取り組みで業界をリードしている。

今回の制度導入により、育児や介護などで働く時間に制約がある人々に、希望に沿った柔軟な働き方の選択肢を提供し、社会全体の働き方改革に貢献することが期待されている。

引用元記事:https://voix.jp/sdgs/sdgs/68748/