日清オイリオグループなど産官学連携で水素エンジンバスの研究実証に着手—横浜市も参画し脱炭素社会実現へ

日清オイリオグループは、横浜市、リケンNPR、東京都市大学と共同で、水素エンジンコンバージョンバスに関する研究実証や普及啓発を進めるための連携協定を締結した。今回の取り組みは、脱炭素社会の実現に向けた産官学連携の一環として行われる。

水素エンジンコンバージョンバスとは、既存のディーゼルエンジンを水素エンジンに改造し、水素を燃料として走行可能にする車両のこと。日清オイリオグループ、リケンNPR、東京都市大学は、既販重量車のディーゼルエンジンを水素エンジンに改造する研究実証を共同で進めており、横浜市も実際の走行実証や市民向けの普及啓発活動で連携する。

今後は、産官学が協力して水素エンジンコンバージョン事業の実現に必要な情報を収集し、横浜市内のCO2排出量の約2割を占める運輸部門の脱炭素化に向けた手法の選択肢を広げる。また、水素社会の実現に向けた取り組みの推進も目指す。

引用元記事:https://shokuhin.net/129138/2025/08/21/sonota/sdgs/