ファミリーマートは6月17日、端材や規格外食材を活用したサステナブルなプライベートブランド(PB)商品4品を、全国の店舗(一部地域を除く)で発売した。食品ロス削減と資源循環を推進する取り組みの一環で、パッケージには「もったいないを、おいしいに」などの啓発マークを掲示し、消費者の認知拡大を図る。
注目商品「ご飯や麺にかけておいしいコムタンスープ」(税込328円)には、既存商品の加工過程で発生する牛バラ肉の切れ端を一部使用。8時間以上煮込んだ牛白湯スープで仕上げ、年間約6トンの端材活用を見込む。
また、「直火で香ばしく焼き上げた 銀鮭のカマ焼き」(330円)は、通常は切り身に使用されないカマ部分を採用。淡路島産の藻塩で味付けし、直火焼きで風味を引き出した。
さらに、国連が定める6月18日の「持続可能な食文化の日」に合わせ、アラスカ産の天然シーフードを用いた漁業認証品も展開。「直火で香ばしく焼き上げた からすかれいの西京焼き」(428円)、「熟成仕立てほっけの塩焼き」(340円)の2品には、アラスカシーフードマーケティング協会の認定ロゴを表示している。
ファミリーマートは今後も、PB商品の開発を通じて、食資源の有効活用と環境負荷の低減を目指すとしている。