経団連会長、日本のSDGs達成に「ジェンダー平等で課題」と指摘

経団連の筒井義信会長は6月24日の定例記者会見で、日本のSDGs(持続可能な開発目標)に関し、ジェンダー平等の分野で依然として課題があるとの認識を示しました。特に、「国会議員に占める女性の割合や男女間の賃金格差において、欧米諸国に比べて後れを取っている」と述べました。

これは、国際的な研究機関「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」が発表したSDGs達成度ランキングを受けた発言です。同ランキングでは、日本は昨年の18位から19位に順位を下げました(対象167カ国)。

具体的には、衆議院における女性議員の割合は**10.3%**にとどまり、フランス(37.8%)、ドイツ(35.1%)、イギリス(34.5%)、イタリア(32.3%)、カナダ(30.7%)、アメリカ(29.4%)といった主要国と比較しても大きく下回っています。

また、男女の賃金格差についても、男性の賃金を100とした場合、女性は75.8にとどまっており、長期的には縮小傾向にあるものの、依然として大きな開きがあります。

引用元記事:https://news.yahoo.co.jp/articles/dc1891d18e4d28404c8ac3b06f1aba30142c87c0